膝のためにスクワットをしている。腰のために腹筋も続けている。それでも生活の中でつらさが残ると、何を変えればいいのか迷いますよね。
そんなときに確認したいのは運動の目的と負荷です。筋トレと運動療法の関係から、今の状態に合う運動を選ぶ考え方をお伝えします。
INDEX
この記事の内容
- 筋トレも運動療法の一つです
- 回数の前に目標を確かめる
- 頑張っているのに変わらないとき
先に確認したいこと
- 急に痛みやしびれが強くなった場合は、医療機関での確認を優先してください。
- 不安があるときは、無理に自己判断せず専門家へ相談してください。
筋トレも運動療法の一つです
運動療法は体の機能や生活のしやすさを改善するために運動を使う方法です。筋力を高める練習もその中に含まれます。
日本整形外科学会も、変形性膝関節症の治療として太ももの筋力訓練や関節の動く範囲を改善する訓練を紹介しています。
筋トレは筋肉だけ、運動療法は脳だけという分け方は正確ではありません。どちらの運動でも筋肉と神経が協力して動いています。
違いを考えるときは「何のためにその運動を選ぶのか」に目を向けると分かりやすくなります。
回数の前に目標を確かめる
重いものを持てるようになりたいのか。椅子から立つときのつらさを減らしたいのか。目標によって選ぶ運動や負荷は変わります。
膝が痛い方でも、平地は歩けるけれど階段がつらい場合があります。その場合は階段で何が起きているかも確認したいです。
僕は「何回できましたか」と一緒に、家で困っていることも聞きます。運動ができるようになったことと生活で楽になったことの両方を見ていきたいからです。
階段で膝が痛むときの確認ポイントは別の記事にまとめています。
相談の目安
読んでいて自分も近いと感じたら、来院前に相談できます
痛み方や困っている動作は人によって違います。記事の内容に近い不安があれば、LINEで今の状態を送っていただいて大丈夫です。
頑張っているのに変わらないとき
変化が乏しいときは、負荷が強すぎないかだけでなく今の目標に合う内容かも確認します。
どこを動かしているのか分からない。運動をした翌日までつらさが残る。教わった姿勢を保つのが難しい。そうした感覚も教えてください。
自分では同じつもりでも、見本と実際の動きに違いがあるかもしれません。ただし、見た目の違い一つで痛みの原因を決めることはできません。
医療機関で運動の指示を受けている方は、その内容や注意事項も伺います。続け方に迷ったときは担当の医師や理学療法士とも相談しましょう。
当院では施術後の動きまで確認します
整体院ひざこぞうでは、緩めることから運動や日常の動作へつなげる流れを大事にしています。
施術のあとに椅子から立つ。体重を移す。必要に応じて歩く。動ける範囲と本人の感じ方を確かめながら内容を考えます。
最初から大きな負荷をかける方もいれば、小さな動きから始める方もいます。全員に同じ順番や回数を当てはめるわけではありません。
その場で少し楽になっても、家に帰ってどうだったかは次に確認したいことです。買い物や仕事での様子も教えていただけると進め方を調整しやすくなります。
家で続けられる量に調整する
運動の内容が合っていても生活に組み込めなければ続けにくいと思います。
床に寝る時間を取りにくい。仕事のあとに何種類もするのは大変。そういう事情を遠慮せず話してください。
内容を絞るか。取り組む時間を変えるか。別の姿勢でできる方法を選ぶか。体の状態と生活の両方を見て考えます。
ストレッチの続け方を見直す記事でも、強さや呼吸の確認についてお伝えしています。
痛みが増えたときは方法を見直す
運動中に少し違和感が出る場合と、痛みが強くなって日常生活までつらくなる場合を同じようには扱えません。自己判断で我慢し続けないでください。
急に膝が大きく腫れた、体重をかけられない、赤みや熱感に発熱が伴うといった場合は医療機関への相談を優先します。
僕が知りたいのは、今の運動で何ができて何に困っているかです。続けてきたことを一度見せてもらうところから始められます。
参考情報
運動療法と膝の症状については以下を参考にしています。確認日:2026年10月24日。
執筆:川上卓哉(柔道整復師)。経歴・資格はこちら。
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