椅子から立ち上がるときに膝の痛みを感じる女性のイラスト

立ち上がり・階段で膝が痛む|変形性膝関節症と日常動作の見方

変形性膝関節症と言われ、立ち上がりや階段で膝が痛む方へ。画像所見と症状を分けて考える理由、腫れや熱感の受診目安、日常動作を安全に記録する方法を説明します。

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ソファから立つ最初の一歩が痛い。階段は上りより下りが不安。買い物の帰りには膝が重くなり、少し腫れたように感じる。

変形性膝関節症と診断された方から、こうした相談を受けます。同じ病名でも、痛みが出る動作や歩ける距離は一人ずつ違います。レントゲンの変化だけで、その日のつらさをすべて説明できるわけでもありません。

INDEX

この記事の内容

  • 変形性膝関節症で起きること
  • 膝だけを見て動作を決めない理由
  • 腫れや熱感が強いときは医療機関へ

先に確認したいこと

  • 急に痛みやしびれが強くなった場合は、医療機関での確認を優先してください。
  • 不安があるときは、無理に自己判断せず専門家へ相談してください。
この記事の目次

変形性膝関節症で起きること

膝関節では、大腿骨と脛骨、膝蓋骨などが関わり合って動きます。骨の表面を覆う関節軟骨や半月板、滑膜、関節包など複数の組織があります。

変形性膝関節症では、軟骨の変化や関節周囲の炎症、骨の変化などがみられます。立ち上がりや歩き始めに痛みが出ることがあり、進行すると階段や正座、歩行が難しくなる場合があります。診断には医師の診察や画像検査が必要です。

膝関節の構造と痛みが出ることがある場所
膝関節を簡略化した図です。痛む場所だけで変形性膝関節症や影響を受けた組織を判断することはできません。

膝だけを見て動作を決めない理由

椅子から立つときには、膝だけでなく股関節や足首も動きます。上体を前へ運ぶ、足裏へ体重を移す、足腰で身体を支えるという流れが必要です。

膝が内側へ入る、上体だけで勢いをつける、階段で片脚へ負担が集中するなど、痛みを避けるうちに動き方が変わっていることもあります。ただし、その動きが変形性膝関節症の原因だと決めつけることはできません。

立ち上がりや階段で膝へ負担が集中しやすい動き
生活動作を振り返るための例です。痛みが出る動きを繰り返して確認する必要はありません。

相談の目安

読んでいて自分も近いと感じたら、来院前に相談できます

痛み方や困っている動作は人によって違います。記事の内容に近い不安があれば、LINEで今の状態を送っていただいて大丈夫です。

LINEで相談する

腫れや熱感が強いときは医療機関へ

次の変化がある場合は、運動や施術より医療機関での確認を優先してください。

  • 膝が急に大きく腫れた
  • 赤みや強い熱感がある
  • 転倒やひねったあとから体重をかけにくい
  • 膝が動かなくなった、引っかかったまま戻らない
  • 発熱を伴う
  • ふくらはぎまで腫れや痛みが広がっている

普段より痛みが強い日も、無理に曲げ伸ばしを続けないでください。膝に水がたまるときの歩き方も参考になりますが、腫れの理由は医療機関で確認が必要です。

自宅では普段の動作を一度だけ観察

痛みを確かめるために、動きを繰り返す必要はありません。普段の立ち上がりで痛むか、腫れや熱っぽさがないか、曲げ伸ばしに左右差がないかなど、すでに気づいている範囲を記録します。

立ち上がり、膝の腫れ、曲げ伸ばしの左右差を観察する図
普段の動作を観察する補助図です。痛みが増す場合は中止し、繰り返さないでください。

立ち上がりで痛む場面

椅子から立つときや最初の一歩で痛むのか、歩いたあとに増えるのかを分けます。朝と夕方の違いもメモしておくと伝えやすくなります。

腫れと熱っぽさ

左右の見た目や膝まわりの熱っぽさを確認します。強く押したり、何度も曲げ伸ばしたりする必要はありません。

曲げ伸ばしの左右差

普段の着替えや歩行で、片側だけ曲げにくい、伸ばしにくいと感じるかを振り返ります。確認のために何度も曲げ伸ばす必要はありません。低い椅子、階段、浴槽、買い物など、実際に困っている場面も一緒に書いておくと、施術や運動内容を考える材料になります。

整体院ひざこぞうで確認すること

変形性膝関節症の診断や進行度の判断は医療機関で行います。注射、薬、手術などの説明を受けている場合は、その内容を尊重します。

整体院では、膝の痛みだけでなく、立ち上がり、歩行、階段を想定した動き、股関節と足首の動き、身体を支える力を確認します。難しい運動を一律に行わず、その日の状態と生活目標に合わせます。

まとめ

変形性膝関節症では、立ち上がりや階段で膝の痛みが出ることがあります。画像の変化だけで日常の困りごとを決めず、腫れや動作の変化を整理して医療機関や施術者へ伝えてください。

FAQ

よくあるご質問と回答

Q

レントゲンで変形があると運動できませんか?

A

画像だけで運動の可否は決まりません。医師の説明と現在の症状を確認し、必要な負荷を個別に考えます。

Q

階段は使わない方がよいですか?

A

生活環境や状態によって異なります。強い痛みや不安定感があるときは手すりを使い、必要に応じて医療機関へ相談してください。

Q

回数券を買わないと相談できませんか?

A

購入は必須ではありません。身体の状態と希望を伺い、今後の考え方を説明したうえで相談します。

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Author / Review

執筆者・確認日

川上卓哉 柔道整復師(国家資格)/施術歴15年/累計施術約2万件

内容確認日:2026年7月21日

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