横向きになると、下になった側の股関節が痛んで眠りが浅くなる。階段や着替えの片脚立ちでも、太ももの付け根の外側が気になる。
こうした外側の痛みは、大転子部痛症候群でみられることがあります。特定の筋肉だけを指す病名ではありません。股関節外側にある腱や滑液包などが関係する痛みの総称です。
INDEX
この記事の内容
- 大転子は股関節外側の骨の出っ張りです
- 痛む側を下にする以外でも負担が重なります
- 強く揉む・伸ばす前に状態を確認
先に確認したいこと
- 急に痛みやしびれが強くなった場合は、医療機関での確認を優先してください。
- 不安があるときは、無理に自己判断せず専門家へ相談してください。
この記事の目次
大転子は股関節外側の骨の出っ張りです
太ももの骨の外側に触れる出っ張りを大転子と呼びます。その周辺には、お尻の横にある中殿筋や小殿筋の腱、摩擦を減らす滑液包があります。
大転子部痛症候群では、痛む側を下にして寝る、階段を上る、片脚へ体重をかける場面で痛みが目立つことがあります。以前は「大転子滑液包炎」と呼ばれることが多かったものの、現在は殿筋の腱を含む複数の組織が関係する状態として説明されています。
痛む側を下にする以外でも負担が重なります
痛む側を下にして寝ると、外側が寝具へ押しつけられます。反対側を下にしても、上側の脚が内側へ落ちると股関節外側が引かれる場合があります。
歩く量を急に増やした、坂道や階段が続いた、立つときに片側へ寄りかかるといった変化も振り返ります。どれか一つだけで原因を決めることはできません。
相談の目安
読んでいて自分も近いと感じたら、来院前に相談できます
痛み方や困っている動作は人によって違います。記事の内容に近い不安があれば、LINEで今の状態を送っていただいて大丈夫です。
強く揉む・伸ばす前に状態を確認
痛む場所を確かめようとして、外側の骨の出っ張りを硬いローラーで押し続けると、痛みが増す場合があります。脚を強く内側へ入れるストレッチも、状態に合うとは限りません。
脚の付け根の前側が痛い、靴下を履きにくい場合は、股関節内の状態も確認します。柏市の変形性股関節症ページでは、関節内の状態を確認したい生活上の変化を紹介しています。
腰の動きで外側の痛みが変わる場合は柏市の腰痛ページも参考になります。腰から脚へしびれが広がるときは、坐骨神経痛ページで受診を優先したい変化をご確認ください。
医療機関へ相談したい変化
- 転倒後から体重をかけられない
- 股関節周辺に強い腫れ、赤み、熱感がある
- 発熱を伴う
- 安静時や夜間にも強い痛みが続く
- 脚のしびれや力の入りにくさが急に出た
- 痛みが次第に強くなり、歩ける距離が短くなった
これらに当てはまらなくても、睡眠や外出に影響する状態が続く場合は整形外科へご相談ください。
自宅では普段の動作で気づいたことを記録
外側を何度も押して痛みを探す必要はありません。普段の中で気づいた違いを残します。
夜間の痛み
どちらを下にしたときに痛むか、夜中に目が覚めることがあるかを記録します。両膝の間に枕を挟んだときの違いも、診察時に伝える材料になります。
軽く触れたときの範囲
服の上から軽く触れたとき、骨の出っ張り周辺だけが痛むのか、お尻や太ももへ広がるのかを残します。痛む場所を探すために強く押す必要はありません。
階段や片脚支持での変化
階段の上り下り、ズボンを履くときなど、普段の動作で左右差があるかを確認します。痛みを再現するために片脚立ちを続けないでください。
整体院ひざこぞうで確認すること
大転子部痛症候群の診断を整体院で行うことはできません。医師から説明された内容や運動制限を確認します。
施術を行える状態では、横向きの姿勢だけでなく、歩行、階段、片脚で身体を支えるときの腰・骨盤・股関節の使い方を見ます。外側だけを強く刺激することはせず、睡眠や外出で困っている場面を伺いながら進めます。
まとめ
横向きや階段で出る股関節外側の痛みは、腱や滑液包など複数の組織が関係する場合があります。寝る向き、歩行量、痛む範囲を記録しておくと、医療機関で経過を伝えやすくなります。
FAQ
よくあるご質問と回答
痛む側を下にしなければ大丈夫ですか?
上側の脚の位置でも負担が変わる場合があります。寝方だけで対応せず、夜間痛が続くときは医療機関へご相談ください。
中殿筋を鍛えればよいですか?
運動の種類や負荷は状態によって異なります。痛みを我慢して片脚運動を続けず、医師や専門家へ確認してください。
股関節の軟骨が減っている痛みですか?
外側の痛みだけで関節内の状態は分かりません。必要に応じて医師の診察や画像検査を受けます。
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